Home---くすんで見えるのぼり
商品名を書いたカラフルなのぼり
のぼりと地元の商店街と言えば、活気溢れる下町を想像する方がほとんどだと思います。美味しいお惣菜や格安のお洋服を売るお店が連なる、皆が笑顔でお買い物が出来る場所です。
でも、私が想像する商店街は違います。年を追うごとに寂れていく様子が目に浮かんできます。私自身がそういう市に住んでいるからなのですが、薄汚れてくすんで見える幟は哀れさを誘い気分を落ち込ませます。
大型スーパーの進出は私たちの生活を豊かにしてくれました。魚から野菜、洋服までを一箇所で手に入れられる便利さ。
他店との兼ね合いから物の値段は安定し、新鮮で良いものが手に入る。でも、そうやってスーパーが一つ二つと増える毎に、のぼりが立てられたあの活気ある商店街は姿を消して行きました。
クリスマスシーズンには電飾が飾られ、一際大きなのぼり旗が立てられる商店街。でも、その通りを歩く人はいません。
スーパーがあるから仕方が無いと皆諦め顔ですが、私、それは違うと思います。大賑わいの商店街には大きな声がある。お客を呼ぶお店の方たちの声こそが、活気ある商店街を作っているのだと思うのです。
シャッターが半分下りたお店。扉を閉ざし薄暗い店内には何があるのか分からない。そんなお店には誰も入りません。
商品名を書いたカラフルなのぼりと共に、店員さんの笑顔といらっしゃいの声掛け。安いよの一言が人を引き寄せる。私は年末の買い物にアメ横に行く度そう思うのです。
色鮮やかにデザインされたのぼり
のぼりと地元の商店街は、なじみの深いものです。なぜなら、地元の商店街は、元々地域密着なので、分かりやすい宣伝をすればいいからです。
訪れるお客はリピーターの近隣住民なので、一から説明するような宣伝は必要ありません。
地元の商店街は、肉屋や魚屋や八百屋のような小規模店舗の集合体です。それぞれが特色を活かしているので、そこに行ったお客はその地域で必要な買い物を済ませられます。
毎日の献立を、商店街でお買い得な商品を見ながら、決めていくのです。だから、幟のように本日、特売のような目立つ宣伝があれば、それを見て買う可能性が高いと思います。その特売品を買って、その食材を使った献立を作るという事です。
お店が多くある地元の商店街では、1回で全てのお店を回る事は少ないです。肉屋か魚屋ならば、どちらかにしか立ち寄りません。
もし、周囲を見回して、色鮮やかにデザインされたのぼりで、新商品を販売していますとあれば、そのお店に入ると思います。これによって、お店も、いちいち店頭で呼び込みをし続けなくても済むのです。
最近では、地元の商店街も活性化の為に、様々な試みを行っています。例えば、商店街全体でのポイント還元を行ったり、独自の電子マネーを導入したりしている商店街もあるのです。のぼりでは、そのような活動も告知されています。
地元の商店街では、昔からのぼりが使われてきました。それは商店街の景色の一部であり、欠かせない存在です。そして、これからも商店街の良きパートナーとして、活躍していくと思います。
色々な店が、のぼりを使用しております
のぼりと地元の商店街ということですが、以前その100メートル程度の道に何本位立っているものか数えてみたことがあります。
数えて見ると、やはり多いものでした。確か30本位立っていたと記憶しています。本当に多いものです。
先ずは私とは無縁のパチンコ屋から始まって、写真屋、飲み屋、携帯電話屋、天丼屋、ラーメン屋、花屋、牛丼屋、整体屋、薬局、DVD屋、メガネ屋、まだまだありますがその他色々な店が、のぼりを使用しており、使用していない店は皆無です。
どうやら世の中、店の宣伝や商品の宣伝に、幟は欠かせないようです。その店その会社独自の工夫が凝らされたものも多いです。
大きな文字だけのもの、文字に絵入りのもの、日本語のもの、横文字のもの、写真入のものなど様々ですが、お客さんの関心を惹くためには、より派手な方が強い印象を残す事が出来るのではないでしょうか。
店の方としては、出来るだけ多くのお客さんに来店してもらって商品の購入、或いは飲食などをしていって欲しいと思っているので、のぼりを掲げて主張しあい、競い合い、戦っているのだと思います。
まさに商売の場という戦場における戦国時代の旗印です。なにか大袈裟な表現となってしまいました。